雪見だいふく

  

大人になって、雪見だいふくを再発見するとは思わなかった。

子供が寝て、2人で食べるのは至福な時間である。

 

昨年、2020年1月28日、長女が生まれた。

 

バタバタした、あの日のことを思い出す。

「すぐに病院に来て」という電話の緊迫感が伝わらず、

しっかり おにぎり を朝食にいただいてから向かった病院

もう少しで立ち合いそびれるくらいだった。

 

少し寒いけど、期待と緊張で満ちた空気の中、病院に向かって

思ったよりも、すんなり産まれてくれて

自然と産声を上げてくれた小さな女の子。

 

抱っこしたら、お餅のように柔らかくて、温かくて、重くて。

頭は、まだ少しゴワっとしていて

おでこの産毛はふわっと、桃のようだった。

うっかり、名前は桃子でも良いかと思った。

 

奥さんも無事でいてくれて。

病院の中庭から方々に電話した。

嬉しかったなあ。。

 

愛しい日々は、あっという間に1年経った

あっという間に1歳になった。

 

君はかわいいなあ、と毎日思う。そして呼びかける。

大きくなった。元気でいてくれて嬉しい。

こんな日々が続けば良い。 

 

 

この写真を見ると、きゅんとする。

大事に大事に育てよう。

一生懸命に育てよう。そう思った日を思い出す。