「遥かな友人を想う。」

Art Unit APOLLO. collaboration #5

 

 

右は茨城 職場の屋上から見える西の空。東京を通り越して 奥に小さく富士山が見えます。

左は北海道 鉄塔とサイレージが見える風景。奥には利尻富士が見えています。

 

なんとなく つながっている ような空のグラデーション、横に伸びる雲。

同じカメラで撮っているからこその、同じ空気感があると思います。

 

昨年2015年10月、同じ時期に茨城と北海道で

それぞれの日常の写真を撮り、それをつなぎ合わせる実験的な試み

「遥かな友人を想う。」プロジェクト

一緒に付き合ってくれたのは、北海道に住む 193。

先日閉鎖してしまった、fotologue を通じて知り合って、もう10年

会ったことはないけれど、ネットを通じて 離れた場所に住む友人を互いに気遣っている。

 

193 は 素直 で まじめ。

きっと日々の中で いろんなことに思い悩みつつも、1つ1つのことと向き合って、

自分なりに消化しながら ちゃんと前向きに進んでいく人。

家族のことも自分のことも大事にしている。 

そんな彼女の写真には 飾らない、等身大の彼女が写っていて、透明感があります。

 

そんな彼女と一緒にやってみたかったことが なんとか形になりました。

 

あ、緑がきれい と思って撮った写真に

あ きれい! と思った 193 の写真をはめ込んでみました。

お互いの日常が交差する。そんな空間と光。

 

風が強くて玄関に避難させていた植木たち。

玄関の向こうには、193 のお父さんの職場の風景。

 うちの植木の写真を撮ってくれているような錯覚

 

193がずっと大事にしてきた猫姉妹。猫と暮らす生活が羨ましかった僕。

193 は ほぼ日手帳派。日々の記録をイラスト入りで マメに書いている。

モレスキンも使っているのかな、

僕はトラベラーズノート派。 

 

 

そして 11月。 

 

季節が変わる。 空気、気温、湿度 が少しづつ冬に向かい始める時期。

寝室にはしっとりとした秋の空気が冷えはじめていて

雪が降った遥かな友人の生活に思いを馳せる。