夏休み2017その5(1/4) 管弦祭

 

「夏に広島に来るなら一度は観るといいよ」

と言われていた管弦祭。

なかなかウマいタイミングはないし、、と思っていたら

今年そのタイミングが転がってきた。

 

このまま行くと、今年の休み中に当たりそう、という話をしたら

奥さんの ご両親が、呉の港から発着する船のツアーを申し込んでくださった。

これが実は かなり有難いことで、広島まで往復しなくてよかった上に

瀬戸内海の船旅を楽しめて、

しかも浴衣まで着せていただいてしまった。

なんという夏休み!

 

完全に浮かれ気分で船に乗り込んで、昼の海上での神事から

宮島に上陸してからの神事、厳島神社の境内での神事、と

フルコースを ゆったり味わせて頂きました。

 

昼から夜へ、夏の瀬戸内海の陽の変化を追いながら、

上野の アナゴ飯弁当を頂きつつ、夜になって

暗い宮島に上陸すると、提灯を配っていて

暗い中に提灯の列ができて、船を取り囲んで

すごく良い雰囲気でした。

 

神事と祭の運びを全て追うわけではなくて

見えないところで進む神事もあるので

何かを見逃すまいと気を張ることもなく、

最後は厳島神社の境内で船を回すところを見て

そしてまた船に揺られて帰ってきました。

 

この、せこせこと忙しい日常のなかで

平安の時間の運びを体験することができたな、、

というのが一番の収穫でした。

当たり前のことではあるけれど

これは体験しなければ味わえなかったことで

とっても良い経験でした。